分析を行う際には時間と手間がかかります。まず、最初に外部環境(機会、脅威)の分析からはじめて、次に内部環境(強み、弱み)の分析につなげると考えやすいと思います。
【強み】
①新規事業に転用可能なアロマセラピー業界の知見
アロマセラピー商品のカウンセリングを行って販売してきた経験から、既に新規事業の見込客と接点を持っている
②高品質な接客の質
カウンセリング経験だけでなく、カフェ・レストランでの勤務経歴もあり、接遇には自信がある。
③経理コンサルティングが得意
経費や財務に強く、実際の事務作業も得意である。
【弱み】
①ターゲットが女性中心で男性向けではない
アロマセラピーという商品上、関心・ニーズが高いのは女性が多い。
②従業員が少なく、機会損失をしている
代表一人の会社であるため、お断りする場合もあり顧客獲得ができずに機会を損失している。
【機会】
①新型コロナウイルスの影響でストレスを過多に感じている
コロナ禍では、マスクも含め社会環境が激減したため、ストレスを強く感じている人も多い。
【脅威】
①新型コロナウイルスの感染を恐れ、外食を控える人が多い
感染のリスクを回避するため、外食ではなく、内食を選択する人が多くなっている。
市場ニーズや自社の強みを戦略的に組み合わせた「選択と集中」による新規事業か?
新規事業は、既存事業の書籍の知識とカウンセリング経験で得た、既存の見込客からの相談や接点を活かせると考えている。新型コロナウイルスの流行に伴い、密集・密接・密閉の「3密」回避やソーシャルディスタンスなど、日常で気遣う要素はコロナ以前と比べて格段に増えており、外出自体が億劫になる方も増え、ストレスをどのように解消したら良いのか分からない人がいることから、セラピーカフェ事業に取り組む。
また、セラピストとしての資格を活かすことで、協会とも連携しながらアニマルセラピーを取り入れたBOOKカフェを運営する。カフェ内では、読書に取り組むことができるようなスペースと動物とふれあうことができるスペースを作り、ストレス軽減と発散につなげる。
この新規事業は、自社の弱みでもある従業員が少ないために販売機会損失が発生する現象を緩和する事業であり、外出を控え気味な人にとっても癒しとなるアニマルセラピー空間と読書空間とのゾーニングは感染リスクも低く、将来の感染症などの脅威の対策になりえる。書店経営の経験と代表者の得意とするセラピストを融合させた新規事業は、取り組む意義は高い事業であると言える。
また、セラピストとしての資格を活かすことで、協会とも連携しながらアニマルセラピーを取り入れたBOOKカフェを運営する。カフェ内では、読書に取り組むことができるようなスペースと動物とふれあうことができるスペースを作り、ストレス軽減と発散につなげる。
この新規事業は、自社の弱みでもある従業員が少ないために販売機会損失が発生する現象を緩和する事業であり、外出を控え気味な人にとっても癒しとなるアニマルセラピー空間と読書空間とのゾーニングは感染リスクも低く、将来の感染症などの脅威の対策になりえる。書店経営の経験と代表者の得意とするセラピストを融合させた新規事業は、取り組む意義は高い事業であると言える。
以上、架空の本屋さんがアニマルセラピーのBOOKカフェを展開したい事業計画書の内容の記入例です。
ご参考になれば幸いです。