既存事業との差別化・シナジー効果と事業遂行における課題・リスクとその解決策

既存事業との差別化

既存事業は書籍販売事業であり、新規事業のアニマルセラピーBOOKカフェ経営とは異なる。

既存事業とのシナジー効果

① アニマルセラピーBOOKカフェでの書籍の販売
前述の「他社との差別化・自社の優位性の項目③」の通り、新規事業と既存事業の書籍販売業の親和性は高く、アニマルセラピーBOOKカフェ来店客に対して、既存事業で取り扱う書籍を販売することは十分可能であり、シナジーとして期待できると考えている。
② セラピー空間サービスの紹介
店舗全体のセラピー空間をデザインするサービスは、成長性の高い市場であり、既存の取引先などの法人向けにコンサルティングを行い、誘客が期待できると考える。

想定される課題・リスクと解決策

【課題・リスク】天候に左右されやすく客足が伸び悩む可能性がある
【解決策】雨の日に来店すると、お得になる「雨の日割引クーポン」を作り、客足の落ち込みを回避する。

雨の日になると気持ちが落ち込み、外出するのも躊躇してしまう傾向があるが、雨の日だからこそ、顧客が前向きな気持ちになれるようなアニマルセラピー効果で来店を促す。利用回数に応じてお得になるクーポンも検討し、顧客に対してメリットの高い訴求を行う。

【課題・リスク】店内で顧客が読書できることで、回転率が悪くなる可能性がある
【解決策】回転率は悪くなるが、顧客がリピーターとなるので、利益は保てる。

読書により長居する可能性が高く、回転率は下がるが癒しの空間としての居心地の良さを感じてもらいながら、動物とのふれあうことで、セラピー効果とリフレッシュ効果でリピートを促す。

【課題・リスク】近隣地域に競合他社の新規出店がある⇒
【解決策】既存事業の書籍商品の販売時のカウンセリングでの差別化を図る

セラピーBOOKカフェ事業は、顧客との関係を深めるためのツールであり、書籍商品の販売しながら悩み相談を受け、ヒアリングを実施し顧客の心身に合ったお薦めの書籍の販売を行うことで、心と知識の充実したカフェ事業を目指し、自社の優位性を確立する。

以上、架空の本屋さんがアニマルセラピーのBOOKカフェを展開したい事業計画書の内容の記入例です。

ご参考になれば幸いです。