「審査員の顔を思い浮かべながら文章をつくらないと、採択は難しいですね。」
「私たちも、事業計画書を読んで審査しているのですが、いったい何がしたいのかわからない???事業計画書もあります。」
「サマリー的に簡単に全体をまとめて頂けると、読みやすいですね。」
とある審査員からのアドバイスです。審査員の視点は、事業計画書を作成するうえで、重要な重要なポイントとなります。
「タイトル」や「キャッチコピー」を作るような感覚で!
実は、ここが重要です。これで採択が決まるといっても過言ではありません。なぜなら、あなたの事業計画書全体を表現するタイトルのようなものです。
キャッチコピーですべてが決まるとは言いませんが、伝わるのは事実です!
事業計画名 = タイトルやキャッチコピーのような文章
事業計画の概要 = ひと言であなたの事業を表現する文章
タイトルや説明文を読んだ審査員に、どれだけあなたの事業の内容が伝わるのか・・・
審査員もひとつの事業計画書に多くの時間はかけられません。あなたの事業内容をより早く伝えるためにも、事業計画名と事業計画の概要はとても重要な要素です。
事業計画書名と概要の記入例
架空の本屋さんがアニマルセラピーのカフェを展開したい事業計画書の内容の記入例です。できるだけ30文字、300文字に近づけた方が良いと言われています。
■事業計画名の記入例(30文字程度)
アニマルセラピー効果を受けながら読書に没頭できるアニマルBOOKカフェ
■事業計画の概要の記入例(300文字程度)
既存事業の本屋としての経験の知見を活用し、コロナ禍によるストレスを解消するため、アニマルセラピー効果を最大限に受けながら読書ができる「BOOKスペース」を備えたセラピーカフェを展開します。コロナ禍においてストレス軽減への意識は益々高まっており、仕事・人間関係など影響を及ぼしている外的要因を抱えているのが現状である。そうした悩みを解決する為、ゆっくりと読書に取り組むことができるようなスペースを備えたアニマルセラピーカフェを開業し、「セラピー効果を受けながら、読書に没頭できるアニマルカフェ」という新しい価値を顧客に提供する。
以上、架空の本屋さんがアニマルセラピーのBOOKカフェを展開したい事業計画書の内容の記入例です。
ご参考になれば幸いです。